字遊帖

今まで書き溜めてきたものや、日々の暮らしなど、自由に綴るブログ。シンプルな暮らしを目指して。

「砂時計」

#43「砂時計」2006/06/30

カチカチと正確に時を刻む時計は
時に僕らを急かして惑わせて
そして追い越してゆく
ぼくらはいつの間にか
時計の音だけを頼りに生きていた

そんな時計の陰で砂時計は
音も出さず静かに落ちてゆく
全て落ちてしまうと誰かがひっくり返してくれるまで
何もできないなんて無力で少し淋しい

時計は時刻を表す機械でしかなかったはず
だけどいつのまにか人の心を支配していた

砂時計は誰にも支配されることなく
ゆっくりゆっくり落ちていく
誰かがいつかひっくり返してくれることを信じて

部屋の隅に忘れられたように
ぽつんと置かれた砂時計
今は誰かが気づいてくれることを
待つことしかできない
けれど誰かが気づけばまた
希望の中に落ちてゆける

砂時計は誰にも支配されることなく
ゆっくりゆっくり落ちていく
誰かがいつかひっくり返してくれることを信じて

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砂時計のフォルムが好き。

昔、仁摩サンドミュージアムというところでお土産に買った

砂時計のストラップは今でも持っている。